久しぶりの記事更新です。
arcaです。
今回はtone work’s 4th Project『月の彼方で逢いましょう(通称:つきかな)』の感想です。
tone作品は『星織ユメミライ』しかプレイできていないのですが、久しぶりに心に突き刺さったので、感想をば。
tone work’sはイチャラブを描くメーカーだと思っていたので、今回は良い意味で裏切られました。
ジャンルは私が大好きなSF!
もし、未来と過去をスマホで繋げたら、あなたはどんな後悔をやり直す?
はい、私の好きなや~つ!!!
タイムリープで後悔を払拭するとか、垂涎ものなんですよね~
本作のキーとなるのは、未来と過去を繋ぐスマートフォン「エンデュミオン」
過去の自分にアドバイスできたら?故人と話すことができたら?
あのときもし○○していたら…
そういった「もしも」の可能性を切り開くスマートフォンと後悔のお話です。
勿論今までではありえないような「死」があったり、チャレンジしたなという印象も強かったですが、根っこは変わらず、
おもしろいシナリオ!可愛いキャラ!胸キュンなイチャラブ!美麗なCG!最高の楽曲!
と愛すべきtone work’sでした(早く銀はるやれ←( ˙-˙ )
tone work’s 3rd Project 『銀色、遥か』
そろそろ本題に入りますね
ここからはネタバレ全開で、各√の感想等々を書いていくので、
これからプレイしようとしている皆様はブックマークだけして(超重要!( ˙-˙ ))、ブラウザバックしてください!
※ネタバレ記事の順は、栞菜⇒きらり⇒霧子⇒聖衣良⇒灯華⇒雨音⇒うぐいすです
クリアしているキャラの分は読んで貰っても大丈夫です
※灯華、雨音、うぐいすは物語の根幹へのネタバレがあります
点数
設定 15 /15
シナリオ 25 /30
キャラクター 20 /20
CG 10 /10
音楽 10 /10
演出 5 /5
エッチシーン 3 /5
システム 5 /5
総合 93 /100 (評価:S)
オススメ攻略順は
聖衣良、栞菜、霧子、きらり⇒灯華⇒うぐいす⇒雨音
メインヒロイン4、サブヒロイン3の構成ですが、聖衣良はエンデュミオンに関係ないシナリオなので、安心して最初にプレイしちゃってください。
灯華とうぐいすはどちらが先でも良いですが、うぐいす√の方が心にくるので後攻略推奨です(もちろん、個人差はあります
まぁ、クリアした人しか見てないから、攻略順書いても関係ないんだけどね☆
最初に私の全体感想だけ書いておきますね
キャラクター:聖衣良>灯華>霧子>栞菜>他
シナリオ:うぐいす>>>灯華>雨音>他
では、各√感想です
岬 栞菜√
私、この連載は頑張りたいんです…
終わらせたくないんです
恋愛経験皆無の少女漫画家。
デビュー作以降鳴かず飛ばずで、次の連載に意気込むタイミングで主人公が編集担当に。
恋愛を知るために二人で取材(デート)へという王道シナリオ。
一つだけ言わせてもらうと
死ぬほど可愛かった(爆
なんやねん、取材って。仕事か?!仕事なのか!?!デートじゃろ……
はぁ………マヂムリ……
王道のボーイミーツガールで、栞菜さんが好きなら普通に楽しめます
Twitterを拝見すると、予想外に打ち抜かれたユーザーが多く(私もその1人ですが)、ダークホース扱いされていますねw
月ヶ洞 きらり√
前置きが長いのは嫌いなの
さっさと本題に入ってくれるかしら?
我が道を行く天才女流作家。
わがままで自由気ままな性格の彼女の担当編集として振り回される主人公。
気を抜くとすぐセックスへ誘ってきます(羨まけしかry
彼女の父の遺作を完結させ、出版するのはきらりなのか?別の弟子なのか?
√を進めていくにつれ、彼女のわがまま以外な可愛く、かっこいい一面が見れます。
個人的に、サブヒロインの中で一番好きなルートです。
松宮 霧子√
妥協しないこと。それが編集に必要な力よ
はい、最年長ヒロインです(おい
恋も仕事も妥協しない敏腕編集長で、主人公の会社の先輩。
仕事に打ち込むあまり、婚期を逃した彼女は母親からのプレッシャーの下、婚活へ。
そこで婚活の記事を担当している主人公とばったり遭遇し、嘘の恋人関係へ
あとはわかるな…??
ぶっちゃけると
一番顔がタイプです(
立ち絵3枚保存とか久しぶりにした(っ’ヮ’c)ウゥッヒョオアアァアアアァ
正直、シナリオ覚えてない()けど、2分に1回は可愛いって連呼してました
こんな年上の美人とお酒飲んでイチャイチャしたい人生だった……
倉橋 聖衣良√
わたし、もう子供じゃないよ。恋人にだって……なれるんだもん
はい、最年少ヒロインです
最年少です!!!!!!
ようやくメインヒロインの登場ですが、スクール編は小6、アフター編は高3。
ロリコン御用達ですよーーーーー!!!!!
主人公の遠い親戚で、片親の母親が仕事で忙しいため、主人公にべったり
スクール編では、恋愛にあこがれている聖衣良がデートと称してなにかと主人公を連れまわします
聖衣良の夜のイケない遊び(全年齢)、母親との仲直りなど色々ありますが、
最後の告白シーンでやられました
かな兄ちゃん、あれからカノジョとか、できたりした?
そっか…だ、だったらさーー
わたしが、かな兄ちゃんのカノジョになったげるよ
わたしがカノジョになったら、かな兄ちゃんにぴったりな服作ってあげられるよ
ほつれたら縫ってあげれるし、ご飯だって毎日作ってあげる。
…勉強中だけど
だから、だからね…!
年齢差は残酷だ……と思いながらアフター編にいきましたとさ(´・ω・`)
小6もありやと思うで
アフター編では聖衣良がオープンキャンパスで東京に遠征。なんと主人公と同棲しちゃいます!(あれま!
いや~~羨ましすぎて涙しましたわ(本気
聖衣良ちゃんのかわいさが際立つ√でしたが、
夢に向かって真っ直ぐ進む聖衣良と作家になるという夢に進めていない主人公のすれ違いはなかなか心にくるものがありました
夢に向かって進みたくても、進めないこともあるよね
なんやかんやあって、ハッピーエンドを迎えますが、とにかく聖衣良ちゃんisGODでした
セキニン。会社では取りたくないのに、聖衣良ちゃんならry
新谷 灯華√
私がお月様の彼方にいっちゃったら…
追いかけてきてくれる?
本作のメインヒロインです!かわいい(直球)
一年の終わりにやってきた季節はずれの転校生。
東京の学校で問題を起こしたという噂だけでなく、遅刻早退は当たり前、深夜徘徊で補導されることたびたびの問題児ちゃん。
クールに見えるが、話してみると意外と感情豊かな女の子。
スクール編では、「さよなら」と主人公の前から姿を消す。
アフター編の8年後では主人公が過去の自分とエンデュミオンで繋がるところから物語は動き出します。
過去の自分に灯華が目の前からいなくならないよう、指示を出す現在の自分。
未来の自分視点では謎解き要素が強く、どういう展開になるのだろうと終始わくわくしていました
↓時間差で未来に反映された8年前のメモ
未来の自分は、過去の自分越しに灯華の秘密、目の前から姿を消した理由を知る。
姿を消した理由は「復讐」
自分の母親を犯した犯罪者に復讐をするため、ずっと情報を集めていた彼女。
そんな彼女と結ばれた過去の自分は灯華のために一緒に闘う
犯罪者・増岡への復讐の果てに…
(`;ω;´)
そして、時代は8年後に…
8年前の過去が変わったことで未来も変わる。
その未来には……
端折っているので、ご都合主義のように見えますが、
灯華がいる未来のため、奔走する過去の自分と今の自分。
過去と現在を繋ぐスマートフォンという設定をフルに活かした素晴らしい√でした
佐倉 雨音√
どうして私の名前を知ってる?
おまえ…どこで私の情報を入手した
引きこもりの中二系天才ハッカー。
灯華が本作のメイン√とすると、雨音√はネタバラシ√です。
雨音の父親はエンデュミオン開発者のポール・グレイ。
なぜポール・グレイはエンデュミオンを開発したのか?
エンデュミオンは未来の自分からメッセージを受け取れるという噂は真実なのか?
そして、みんなが思うであろう
ヒロインたちは死ぬ必要があったのだろうか?
灯華といい、うぐいすといい今までのtone work’sではありえなかった「死」が本作では発生している。
その理由は、エンデュミオンは故人を仲介人として過去と現在を繋ぐから。
全てを話すと複雑なので、灯華で簡単に説明すると、
①死んだ灯華が仲介人となって、未来の自分が8年前の自分と連絡が取れるようになる
②未来の自分の指示のもと、過去の自分が行動を変える
③過去の自分の行動が未来に影響を与える
4スーパームーンの日に過去と未来が統合され、現実となる(このタイミングで現れる灯華が最後のシーンの灯華)
いや、これは違うでしょ!という穴もある気はしますが、SF(特にタイムリープ系)は複数の解釈が取れるので、一旦納得しています。
雨音√のテーマの裏設定は上の通りですが、シナリオテーマは家族愛。
最愛の母が死んでから、研究により一層のめりこんだ父。
父への復讐をずっと考えていた彼女が知った父の想いとは。
感動するお話ではありましたが、ぶっちゃけ雨音ちゃん、かわいい!!!の感想が強かったです
日紫喜 うぐいす√
他の誰でもないーーキミ自身の景色を見てみたいんだ
文藝部の憧れの先輩。
正直一番のダークホースで、メインヒロインの4人で一番最初に攻略したことを悔やんでます。
普通のことが普通にできない
恋をすると恋人に制限をかけてしまう
もし結ばれても治療のために海外にいかないといけない
自分の病気のせいで「恋」を諦めていたうぐいす先輩
そんな先輩に想いを真っ直ぐに伝え、恋仲になったかなたはめっちゃかっこよかった
「病」によって、卒業が危ぶまれたうぐいす先輩のために動いた健斗、円も素敵で、こんな友達がほしかったなーとぼんやり思うarcaであった
スクール編で一度別れる二人だが、その裏にある先輩の気持ちが辛かった…
強くなければいけない「日紫喜うぐいす」の仮面を取っ払ったかなたは主人公だなーと思いながらアフター編へ続く。
アフター編ではドイツでの治療が終わり、二人でカフェを運営と順風満帆な生活からスタート。
だが、うぐいす先輩は打ち明けていない秘密を抱えており……
彼女はドイツでの治療を受けていたが、「治るかわからない未来」のために「かなたとの現在」を失うことができず、途中で帰ってきてしまっていた。
入院生活のなか、最初で最後の小説を書くうぐいす先輩。
その小説を完成させたタイミングで彼女は……
日に日に死に向かっていく中、うぐいす先輩のために「普通」に接するみんなの姿が辛くて辛くて…
自分が一番泣いたのは、うぐいす先輩がつけていた日記。
病で余命10年ほどといわれた彼女がつけていた日記を読んでいくかなた。その最後の内容は…
(`;ω;´)(`;ω;´)(`;ω;´)
つきかなで一番素敵なシーンだったと自分は思います。
この前にも日記は綴られているのだけれど、
10年間彼女がどういう気持ちで生きてきたか。
死後の日記や手紙は泣かせツールの定番ですが、今も昔も自分はめっぽう弱いです。
正直、この後の展開は蛇足かなーと思ったので、自分は割愛します
うぐいす先輩√が一番泣いて一番心に刺さりました
最後に……
やはりtone work’sは神だったんや…
この作品の開発に2年かけたとプロデューサーさんが仰っていましたが、
チャレンジャブルな切り口を見て「きっとこれは書きたい物語」だったのだろうなと強く感じることができ、そして最後まで最高に楽しませてもらいました。
スクール編とアフター編の二つでシナリオ自体は短くなりましたが、
シナリオの密度で言えば、過去作より確実に濃くなっており、
久しぶりに感想を書かせていただきました。
自分はエロゲの良さというのは、
キャラ+シナリオ+絵+楽曲の組み合わせだと思っていて、
tone work’sは楽曲の部分に特に力を入れているので、今も昔も大好きなメーカーです
業界自体が不況になり、エンディング曲をヒロインごとに作ることが難しい状況ですが、
今回はOP含め、計8曲のVocal曲を盛り込んでいただき、大変大変感謝しています。
ちなみに自分は「With Tomorrow」が一番お気に入りです。
夢乃ゆき×Meis Clausonの組み合わせが最強に最高に好きすぎて。
一番好きなアーティストと一番好きな作曲者の組み合わせだからね。そりゃやばいよね。
長々と書きましたが、素敵な作品でした。
tone work’s様ありがとうございました。
次回作も期待しています!
そして、最後まで読んでいただいた皆様もありがとうございます
またお会いしましょう!